報告が遅れてしまい申し訳ありません。

先週の土曜は就労者の集いでした。
直接参加、オンラインを合わせて15名の参加でした。

現在勤務中の方、求職活動中の方など様々な方の参加があったように思います。

○ 今働いているがサポーター的な人がいない。周りの人は支援者的な人もいて
能力も高い。自分もステップアップしたいがどうすればよいか?
⇒丁度、開催している会場の隣の部屋で「神戸当事者研究会」という集まりがあること
しごとサポートであったり、障害者職業センターなどがあることなどもあがりました

○ 発達障害があり、なかなか体調のコントロールができない
⇒朝活をするとバランスが取れるところがある。外に行くのもいい。調子の悪さを早めに言う。電車で寝る。「これは悪いときだ」と認知だけする(コントロールしない)

○障害の理解が周りにない
⇒自分自身の障害がよく知られたものであっても、自分たちの特性についてはあまり深く知ってもらえず、統合失調症系の病気であれば、「妄想があるんでしょ?」「幻覚があるんでしょ?」という感じでネットや知っていることをあてはめがちになり、しんどくなったり、がっかりする
⇒身体系の事後障害のある方からも、自分自身の障害も全然知らなかった。自分がなってみてわかったこともある。病気などと戦ったりするのではなくうまく付き合ったり周りの人ともうまくやることも大切なのではないかと。

○IT系のお仕事の適性について
⇒発達障害などの人はpcなどを使って取り組める仕事が向いているのではないか?
⇒現場の声としては、プログラマーは一人でコツコツとできる人が向いている。発達障害でとの相性がいい人もいる。SE(システムエンジニア)は人とコミュニケーションをとりながら進めていくことのほうがある意味メインの仕事になるので、対人が苦手な発達障害の人にはしんどいだけかもしれない。

○実習の有効性
職場の体験などは比較的有効で、職種も色々変えて取り組んで就職した。イメージがついてよかった
職場で使っているソフトについて知ることができた
求めているスピードで実際に取り組めるか、職場内の人の空気感(人に聞きやすいか)が分かる
⇒実習やインターンなどを経験した人からはほぼ有効という意見あり



最後に参加者の皆さんの一緒に働けるならどんな人がいいかのイメージを聞いています


・しんどそうに(居眠りしかけている)とすぐ怒ったり(注意したり)するのではなく、
『体調が悪いの?』と聞いてくれる。
・何か問題があった時に対処法を一緒に考えてくれる。
・以前辞めたことなどの理由を話しやすい。苦手な仕事を伝えやすい
・親しみやすい人、積極的に話しかけてくれる人
・親しみやすいのは大切。仕事もやりつつ、休憩時間に冗談言える感じ
・アイデアを出すのが得意だけど、抜け漏れが多いのでそのあたりをフォローをしてくれる感じ。
・自分は人に関心を持たないところもあるが、上司は自分に関心をもってもらえると助かる。仕事だけじゃなくて、体調とかも含めて。弱さの共有など
・一人一人をちゃんと見てくれる。辞めてからも特性を理解していきたいと言ってくれる人
・自分の能力を最大限引き出してくれる人。簡単な仕事ばかりでなく仕事を任せてくれる
・(仕事の質問など)聞いたことをそのまま、答えてくれる人、全然違うことを言わず。感情を絡めて言ってこない。
・辞めてからも関われる空気管がある、話しやすい人。やるときはしっかりやる。メリハリをつけて取り組める。
・(大きな会社にいるのでどうしても)自分の保身だけに走る。たくさんの人がいると自分が悪くないと利己的になる環境はしんどいので、そうではなく全体のことも考えて取り組んでくれる人
・自分のためだけにやっていない人は信頼される。やってて気持ちいい。作り上げていく
・(大人数の所で働いているので、)自分だけ早く帰りたいとか、自分だけ楽をしたいという感じの所がある。ちょっと発達障害なんでと言いたくなる。だまって逃げてしまうところもあるが、その空気感も読んでくれる人。
・(苦手な仕事、嫌な相手などから)逃げないことも大事かもしれない。助けようがなくなる(周りの人も助ける気がなくなる)限界まであがいてみるのも方法
・(デザイン系の仕事をしているので)どういう理由で修正をするなど理由をきちんと言ってくれる人がいい。リーダー職をするかもなので、客観的に〇〇だから△△と言ってくれる人


今年最後の取り組みで色々な声も挙がりました。
今回も準備をお手伝いいただいた皆様、参加や検討してくださった皆様

本当にありがとうございます。また次回は2~3か月後くらいのイメージで検討できればと思っています。