今回の取り組みは初めてで企業の方の研修や当事者の方の学びになればと思って企画しています

コミュニケーション面やルールごとについての話を対談形式で行っています

特性のあるアンカーの相談員(□)とハマさん(○)との対談形式で進めています

standFM(音声データを聞くことができます)

https://stand.fm/episodes/644decd9f7904aac79a55d5f


・ハマさんの経歴など

30代の男性、神戸市在住、発達障害+うつの残り(不安的な症状がある)
仕事は障がい者雇用で2社(現職も含めて)、一般枠で1社勤務歴がある

暗黙のルールについて
□会社の始業時間のイメージが付いていない。初めての会社は9時始まりの会社だったので、10分前のラジオ体操に行くくらいはわかっていたが、同期の友人に言われるまでその会社は、先輩が仕事をしやすい段取りを30分くらい前に出勤してやっておくみたいなところは全くわかってなかった。


○何につけてもわからない、ローカルルールが分からないところもあるので
適切な逸脱量(これぐらいはいいだろう。これ以上はダメだ)がわかりにくいところがある


□相手が困らない程度のいたずらをすることがあったが、小学生の時に同じようなタイプの人がいた。
縦笛ののカバーに名前を紙を入れるところもあったが、何を思ったのかよく見えるところに油性のマジックで汚い字で自分の名前を書かれた。同じようなことを自分をしていた

リコーダー ケース


他者にいたずらすることはなかったが、されたことに対してやり返しすぎてしまう。あくまで小学校くらいの事だったけど、ちょっかいをかけられるとかがあった。
ノートに落書きされたとか膝カックンされたような事でも、普通だったら「やめろや!(笑)」程度で済むような事でも、色々な先生巻き込んで大ごとにしてしまったり、「お前のも書いていいんだな」と言って本当に使えなくするくらいに書き込んだり、プロレスごっこを仕掛けられて(けがとかにはならなかったが)本気で相手が立てなくなったりするようなことがあった。

□自分でこれ以上やったらダメだとかの基準があるのか、工夫をしているところがあるのか?

○色々なことをされてやりかえすことなんかもあったが、「これはやりすぎだ!」とか「これは冗談で言ってくれてるんだ」と言ってくれる人が小中学くらいでいた。小学校の担任のU先生が「わかりやすい言葉」で教えてくれた。「○○先生はそういう意味で言っていない」とかを教えてくれた。

小学校低学年くらいの時は、周りの人が離れていった。不登校にもなった。悩んでいた。気づいてもいなかったけど、アドバイスが欲しいというようなニーズがあったのかもしれない。「そうじゃないぞ」と言ってくれる人を待っていた。原因が分からない病にかかっている時に診断名を付けてくれた感じだったのかもしれない。
メンタルがダメだった時は、「今日は充電日にしよう」とも言ってくれた。今、考えると療育的なところを受けれていたのかもしれない。


□会社で靴下は「白」にしようとミーティングで決まった
→翌日にわざわざ買いに行ったり、履いたりしたりしたが誰も「白」を履いていなかった。見えないところだったので、決めないといけないけど、意図も伝えられていなかった。それほど確認もされることではなかったのかもしれない。

→PHSで外線を使ったことを怒られた。自分が出てない会議で決まっていて、議事録にも乗っていない。直属の上長からも言われていない。別の人は当たり前に使っている。今から考えたら、この人は外線かけていい。この人はダメだ見たいなところがあって、その伝達漏れなのかもしれない。この出来事が遠因になっているところもあるのかも。

○(クローズで働いていた時に)新入社員研修みたいなところがあって、キャリアも現場も寮で研修を受ける。寮の名簿に「入室時間」「退出時間」みたいなことをみんな書く、寮長的な人が名簿や服装時々確認する。自分は1分単位で書く。服装などの規定もあり自分はきちんと守っていたが、某有名大学の出身者が全然時間のルールを守らない。服装も適当になっている。その現状を見て馬鹿らしくなってくる

○守らない相手に怒りが出たのか、自分が緩めるほうに動いたのか?
(ルールごとを自分の中で)緩めるほうに動いた。周りを見て抜けている(ルールを守ってない)ほうが多いなと思った。
自分の中で調査が始まった。「どこまで逸脱していいのかを調べた」
自分近い立場の人に、丁寧に複数に聞いた。
先生(上司)みたいな人に聞くと「いわゆる正解やルール」が返ってくるので。
今なら、そういうローカルルールが分からないこと(配慮を求めているので、正直なところを教えてほしいと)を伝えているので、今はオープンで働いているので、今は調査はしなくても良くなって、上司とかに聞けるようになった
ただ逸脱している人が横にいる場面では上司には聞かないようにしている。上司も答えにくいので。
例えば、カッターシャツを着ているルールの所で、隣の人がTシャツを着ている人がいたら
「隣の人(Tシャツさん)がいない時」に聞くようにしている。どうしてもの時(急ぎなど必要がある時)は小声で聞くようにしている
Tシャツさんを悪くいうためにやっていない。嫌な気分にお互いにならないようにやっている。そういう行動原理をしている

□若いときはわざとやっていたようなところもあった。悪気ない感じでコミュニケーションを取っていて当てつけになっていたことに気が付けていなかった。

○自分が監督者ではない、気にはなるけど、完ぺきではないけど、勝手に風紀委員にならないようにしている。もちろん気にはなっている。ストレスケア的なところは、この部署ではOKなんだな、隣は○○だけど、うちは△△と。
あいまいな上司の場合は
上司の人に「自分はどうしたらいいか(自分でもルールをも守ってない人に言ってもいいか)を聞くようにしている」ネクタイを外すタイミングなども上司に確認したりしていた。なるべく自分がどうするか「Iメッセージを大切にしている」

またこういった企画なども継続できればと思っています
気になる点などがあればお知らせください。