アンカー神戸三宮ブログ

障がい者就労移行支援施設アンカー神戸三宮のブログです。 授業内容等、活動内容を随時アップさせて頂きます。

タグ:体験談

段々暖かい日が増えてきましたね。
気が付いたら夏になっているのかもしれません

新型コロナの影響も段々とおさまりつつあり、
今までと近い形で就労者の集いも開催できればと思っています
もう少し落ち着けば、お茶を飲みながら、お菓子を食べながらの
集まりを再開できればと思っています


就労者の集い 5.6.10



今回は直接の参加とオンラインソフト「skype」行う予定です。

※会場は三宮駅から南へ徒歩10分のアンカーで行います


・就労しているからこそ、相談できる場面が減った。ほかの人たちがどうしているか知りたい

・就労の準備をやっているけど、どうすれば働けるのかなかなかイメージが付かない

・仕事の応援をしているけど、この方法であっているのかどうかわからない

・就労移行等の卒業生で近況報告的にまた集まりたい


みんなで気軽に話し合いませんか?

気分や体調のこともあるので急な参加やドタキャンもOKです
今回はオンラインなので、好きなんタイミングでご参加いただき
途中で抜けることも可能です。参加者の方のニーズ等、小グループに分けるなど
柔軟に調整していく可能性があります


日時 :6月10日(土) 14:00~16:00
場所 :アンカー神戸三宮(今回はアンカーで行います。土曜の午後、いつものパターンで行う予定です)
      ↓
アンカー神戸三宮 アクセス+オンライン開催


(オンライン参加の方は、無料ソフトskypeをダウンロードしていただけると助かります)
参加費:無料
内容 :働くことやその継続などのついてのグループワークなど

今回のイベントは終了しました。また次回はHPやブログ、SNS等でお伝えします

今回の取り組みは初めてで企業の方の研修や当事者の方の学びになればと思って企画しています

コミュニケーション面やルールごとについての話を対談形式で行っています

特性のあるアンカーの相談員(□)とハマさん(○)との対談形式で進めています

standFM(音声データを聞くことができます)

https://stand.fm/episodes/644decd9f7904aac79a55d5f


・ハマさんの経歴など

30代の男性、神戸市在住、発達障害+うつの残り(不安的な症状がある)
仕事は障がい者雇用で2社(現職も含めて)、一般枠で1社勤務歴がある

暗黙のルールについて
□会社の始業時間のイメージが付いていない。初めての会社は9時始まりの会社だったので、10分前のラジオ体操に行くくらいはわかっていたが、同期の友人に言われるまでその会社は、先輩が仕事をしやすい段取りを30分くらい前に出勤してやっておくみたいなところは全くわかってなかった。


○何につけてもわからない、ローカルルールが分からないところもあるので
適切な逸脱量(これぐらいはいいだろう。これ以上はダメだ)がわかりにくいところがある


□相手が困らない程度のいたずらをすることがあったが、小学生の時に同じようなタイプの人がいた。
縦笛ののカバーに名前を紙を入れるところもあったが、何を思ったのかよく見えるところに油性のマジックで汚い字で自分の名前を書かれた。同じようなことを自分をしていた

リコーダー ケース


他者にいたずらすることはなかったが、されたことに対してやり返しすぎてしまう。あくまで小学校くらいの事だったけど、ちょっかいをかけられるとかがあった。
ノートに落書きされたとか膝カックンされたような事でも、普通だったら「やめろや!(笑)」程度で済むような事でも、色々な先生巻き込んで大ごとにしてしまったり、「お前のも書いていいんだな」と言って本当に使えなくするくらいに書き込んだり、プロレスごっこを仕掛けられて(けがとかにはならなかったが)本気で相手が立てなくなったりするようなことがあった。

□自分でこれ以上やったらダメだとかの基準があるのか、工夫をしているところがあるのか?

○色々なことをされてやりかえすことなんかもあったが、「これはやりすぎだ!」とか「これは冗談で言ってくれてるんだ」と言ってくれる人が小中学くらいでいた。小学校の担任のU先生が「わかりやすい言葉」で教えてくれた。「○○先生はそういう意味で言っていない」とかを教えてくれた。

小学校低学年くらいの時は、周りの人が離れていった。不登校にもなった。悩んでいた。気づいてもいなかったけど、アドバイスが欲しいというようなニーズがあったのかもしれない。「そうじゃないぞ」と言ってくれる人を待っていた。原因が分からない病にかかっている時に診断名を付けてくれた感じだったのかもしれない。
メンタルがダメだった時は、「今日は充電日にしよう」とも言ってくれた。今、考えると療育的なところを受けれていたのかもしれない。


□会社で靴下は「白」にしようとミーティングで決まった
→翌日にわざわざ買いに行ったり、履いたりしたりしたが誰も「白」を履いていなかった。見えないところだったので、決めないといけないけど、意図も伝えられていなかった。それほど確認もされることではなかったのかもしれない。

→PHSで外線を使ったことを怒られた。自分が出てない会議で決まっていて、議事録にも乗っていない。直属の上長からも言われていない。別の人は当たり前に使っている。今から考えたら、この人は外線かけていい。この人はダメだ見たいなところがあって、その伝達漏れなのかもしれない。この出来事が遠因になっているところもあるのかも。

○(クローズで働いていた時に)新入社員研修みたいなところがあって、キャリアも現場も寮で研修を受ける。寮の名簿に「入室時間」「退出時間」みたいなことをみんな書く、寮長的な人が名簿や服装時々確認する。自分は1分単位で書く。服装などの規定もあり自分はきちんと守っていたが、某有名大学の出身者が全然時間のルールを守らない。服装も適当になっている。その現状を見て馬鹿らしくなってくる

○守らない相手に怒りが出たのか、自分が緩めるほうに動いたのか?
(ルールごとを自分の中で)緩めるほうに動いた。周りを見て抜けている(ルールを守ってない)ほうが多いなと思った。
自分の中で調査が始まった。「どこまで逸脱していいのかを調べた」
自分近い立場の人に、丁寧に複数に聞いた。
先生(上司)みたいな人に聞くと「いわゆる正解やルール」が返ってくるので。
今なら、そういうローカルルールが分からないこと(配慮を求めているので、正直なところを教えてほしいと)を伝えているので、今はオープンで働いているので、今は調査はしなくても良くなって、上司とかに聞けるようになった
ただ逸脱している人が横にいる場面では上司には聞かないようにしている。上司も答えにくいので。
例えば、カッターシャツを着ているルールの所で、隣の人がTシャツを着ている人がいたら
「隣の人(Tシャツさん)がいない時」に聞くようにしている。どうしてもの時(急ぎなど必要がある時)は小声で聞くようにしている
Tシャツさんを悪くいうためにやっていない。嫌な気分にお互いにならないようにやっている。そういう行動原理をしている

□若いときはわざとやっていたようなところもあった。悪気ない感じでコミュニケーションを取っていて当てつけになっていたことに気が付けていなかった。

○自分が監督者ではない、気にはなるけど、完ぺきではないけど、勝手に風紀委員にならないようにしている。もちろん気にはなっている。ストレスケア的なところは、この部署ではOKなんだな、隣は○○だけど、うちは△△と。
あいまいな上司の場合は
上司の人に「自分はどうしたらいいか(自分でもルールをも守ってない人に言ってもいいか)を聞くようにしている」ネクタイを外すタイミングなども上司に確認したりしていた。なるべく自分がどうするか「Iメッセージを大切にしている」

またこういった企画なども継続できればと思っています
気になる点などがあればお知らせください。






本日の午前は利用者さん計画のもと、王子動物園へ向かいました♪
無事に雨もあがりいい天候での実施です。(風はビュービューでしたが,,,(´;ω;`))

皆さん楽しそうに園内をまわり、昼食の際も楽しく会話しながら食事されていました🍙
また、今回はOBOGの方も参加可でしたので、人数もいい感じで集まりましたね♪
やはり日頃訓練やお仕事があるので、今日のような気分転換はいいコーピングになりますね!
オオアリクイも可愛かったですし,,,笑

ただ、スタッフ的にはキリンが桜の葉を食べているのに衝撃でした,,,。
ということで!笑
今後も不定期でOBOG参加型のレクを実施いたしますので、よければご参加ください♪

そして、レク終了後は”OB体験談”。
現在医療関係の事務補助に従事されている方(OB)の発表でした。
就職するまでの流れ、それまでのしんどさ、就職後の楽しさやつらいことなどをお話され、
質疑応答では参加者の方々の気になる点を一問一答形式でお答えいただきました。
今回発表された方もアンカーを利用中はつらいことやしんどいこともありましたが、
無事に3年以上勤務されており、その経験談は参加者の皆さんにとって良い刺激になったと思います。

やはり、リアルに勤務されている方の経験やお話は非常にタメになりますね♪
                                                                                                                OBOG体験談も不定期で開催しますので、オンラインオフラインどちらでもOKなので
ご参加いただければと思います♪

最後に、本日のレク&体験談の様子をご覧いただきたいと思います♪
では、また次回!(´ー`)

※掲載の写真については、了承済のものを掲載しております。

S__29048873
S__29048875
S__29048878

画像1


この度、4/8(土) 14時からアンカー卒業生による体験談発表を開催することとなりました。

実際に働いている中での楽しさやしんどさ、またアンカーでやっておいてよかったことややっておけばよかったことなど、リアルな部分を発表いただきます。
参加制限は特にありませんので、アンカーを利用していない方なども遠慮なくご参加ください。

なお、体験談発表の様子はZOOMにてお繋ぎしますのでアンカーには行けないけどオンラインでなら参加したいなという方はぜひ下記のメールアドレスからご連絡いただければと思います。

発表後は質疑応答の時間も設けておりますので、ぜひ気になる点があればご質問ください♪
では、皆様のご参加をお待ちしております!

TEL : 078-381-8884
MAIL : anchorbaywing@gmail.com 

先日は就労者の集いでした。
直接とオンラインを合わせて18名の参加がありました。

簡単ですがその時のまとめです。

発表者は30代のうつの女性

タイトルなし


〇 職歴など
高校卒業した後に
警察犬の訓練所に住み込みで働いていた。
やりがいもあったが、朝が早いこと、老犬の介護もあり夜中も働いていた
自分を追い込みすぎて、調子を崩した
→退職になった。しばらく療養していた。

犬のテーマパークの募集があった。一度落ちたが
「汚い仕事もできる?」と聞かれ、「できる」と返答して、翌日から勤務した
→6年ほど勤めたが、閉鎖になったので退職になった。
その間に事故にあい、足が悪くなった。

テーマパークの紹介で動物病院で勤めることになったが
大型犬の診察のために抑えることが必要で
(自分が小柄なこともあり)抑える力がなく退職になった

職業訓練をして、銀行系の特例子会社で事務職の立ち上げを
経験した。
後から入社の年上の人も入社する中で「指導」することのストレスや
上司からも叱責を受けて苦しくなった。
それでも自分を追い込んでしまい、休職も勧められたが断り
心療内科を勧められたが断り、結局受診した主治医からも休職を勧められたが断った。親が体が悪いこともあり、自分の仕事での(不調などの)状況は一切言ってなかった。
→会社が親を呼んで、一緒に話してから休職になった。
直後は「職場からいらないと思われている」「居場所ないなぁ」と思った。
拒食・過食を繰り返した。体重が30㎏台になっていることもあった。

カウンセリングで話す中で
「自分の気持ちはどうだった?」「どうしたかった?」と聞かれるときがあったが
それからも「自分がどう考えているか?」話せないことがあった。
表現できるようになったのはつい最近だと思う。


〇 特例子会社で働いてみて
・しんどかったところは、自分の見た目や雰囲気が柔らかくとらえられることが多かったので(指導役求められて)「頑張って怒る」「頑張ってきつく言おう」としていたら、陰で言われだすことが増えた。嫌がらせもあった。リーダー職で「上からの指示を言わされる役割のしんどさも経験した」
・良かったのは、
自分の障害について話し合う時間があった。
有給がとりやすい仕組みがあった
知的障害の社員さんが作業系の仕事しかしていなかったが、事務の仕事を一から始めて教えた二人の社員さんそれぞれが一人で仕事できる。いきいき働いているのが見えた時にうれしかった。誰かがいきいきしているのがうれしい

〇 成育歴
小さなころから親の顔色を見ていた。
母親が喜ぶことを考えて行動していた。大きくなってもそういうところが
残っているところがある。「自分のことを言えない」ところがあった。
昭和の父で、仕事が一番で飲んで帰り、家族のことはそっちのけだった
兄は思ったことをやるタイプで、こどもらしいところもあったが
私は、人の顔色見るし、言ってほしいだろうことを言うタイプだったので
親からしてもかわいくなかったのかもしれない。

〇 今の仕事
今の仕事は色々な仕事があり、優先順位が付けられなかった
どれから進めるかなど、聞いていいのかわからなかった
「人に聞けない癖のある自分」が会社で聞けたのは、
「怒られなかった。」「嫌な顔をされなかった。」
自分が勝手に負の感情を受け取りすぎていた。
スタッフさんにも仲介しもらい、会社の上司などが自分の考え方に寄り添ってくれる「そういう風に受け取るんだ」「そういう受け取りになるのか、勉強なったわ~。ありがとう」と言ってくれて、信じても大丈夫な上司なんやと思えた。
働いている会社では、20名くらいいる。やり取りをしているのは上司一人になっている。他の人とはやり取りは挨拶のみの時であったり、毎日やり取りすることもある
→慣れてくると誰とでも話せるが、職場ではまだ緊張している感じがある。雑談とかを振ってくれて、少しほっとしているところも増えた。

職場で使っているチャットの良さは、聞くタイミングが難しかったけど、チャットからの発信で声がかけやすい。デメリットは自分の受け取りが悪くなってしまうときがある。

将来的には時間なども伸ばしていきたいと思っている。緊張感から、テレワークのほうが安心だと思っている。
緊張感を下げるためか、上司があるときから、フランクに話してくれるようになって「家でしんどいことないの?」「娘のお弁当のいいアイデアない?」と聞いてくれるようになってから、関係性がよくなったと思う。



standFM その1(音声データ)

standFM その2(音声データ)
https://stand.fm/episodes/632f1fa78a2675ed2d5bc51c


集団での話したことなど
〇 話しかけやすい人、何かを伝えやすい人がいる。忙しそうな人、威圧的な人、相手の年齢や性別などそれぞれ合う合わないがあるかも。

〇 lineで言い合ったときなどは
うまく言えない時もある。言いすぎてしまうことを謝罪すること
「ついつい言い過ぎやすいので、言いすぎてしまってごめん」
というのも方法かも。

感想戦では、親との関係性などについての悩みなどが多く上がっていて、早くに親が自死したり、厳しい親が高圧的だったり、その関係性に悩む場面人の多さが目立ちました。

色々話すことが仕事を続けるコツなのかもしれません。誰かに話しながら、自分に話しているのかもと

またこういう機会を作っていければと思っています

今回も集まって下さった皆さん、準備を手伝ってくださったみなさん
何かと応援してくれている皆さん。ありがとうございました。

また数か月に一度のペースになるかと思いますが
開催できればと思っています。

新型コロナが落ち着けば、ご飯食べたり、お酒飲みながら
やれたらいいなぁと思っています。

↑このページのトップヘ