アンカー神戸三宮ブログ

障がい者就労移行支援施設アンカー神戸三宮のブログです。 授業内容等、活動内容を随時アップさせて頂きます。

タグ:就労移行

昨日は就労者の集いでした。
10名の方の参加が直接やオンラインでありました。

・今後の働き方身体的な障がいがあり、心臓などの移植のopeも受けて半年経ったが
次回の受診の時に主治医に相談してOKが出れば働いてみたいと考えている
自分もハンデを抱えていると思っていないので、ヘルプマークもつけたくないと思っていたこともあった。免疫の薬のことであったり、体質が変わったこともあったのか、生ものがダメになったこともある
色々な働き方を考えたい
→会場からも生の牡蠣がダメな人もたくさんいるので、それほど気にしなくてもよいのではないか?心臓の疾患などの方も特例子会社などで一緒に働いていたなどの声も。

・A型での勤務
月に7万円ほど稼ぐことができている。以前はB型に通っていた、当初は週1回、2時間くらいで働いていたが、段々参加日を増やした。今のA型に通うようになり10~16時まで働いているが作業ができることでモヤモヤがスッキリして、お金ももらえる。作業は主にメルカリで販売する子供服を集めて検品して発送している。まだ始めたばかりでもあるけど、続けていきたいと。
→会場からもいろいろなA型の話が挙がる
グッドフェローズ
https://goodfellows-llc.com/
すまいるハーツ
https://s-hearts.jp/support/sumairu/index.html
あいりす
http://yam-iris.com/
など

・就労移行からの就職
事務での仕事を探しているが、事務だけでなく少し誰かと交流できるような仕事がないかと思っている。人と交流することは好きだけど、自分自身「押しの強い人」が苦手でしんどくなっていしまうところがある。
→話す相手が話をしている場面で、延々と話してくる場面では「どこで話を切っていいのか?」
と迷って話を聞き続ける場面や後で他の人からどう見られているのか気になるという意見が
多く挙がってきていました。もしかすると実習や見学等でその会社の雰囲気なども見られると
有効なのかもしれません

・就労移行からの就職2
就労移行に通っていたが、途中でやめてしまった。短期のアルバイトなどの経験はあるがどのような形の働き方があるか?
→しっかり働くのであれば、特例子会社、A型、クローズ枠でフルタイムで働くなど。
ゆっくり目であれば、b型などの施設利用も有効ではないか?
体調を重視することや自分が自分がとならず、集団の力を活かせるような働き方も有効ではないかという意見も挙がった。
→今の自分がどのくらいできるかということが分かれば、週○日、○時間、pcの入力ができる。フルタイムで体を動かしていても大丈夫等の基準を自分自身で持てれば、少し変わってくるのかもしれません


・勤務とその評価
人材派遣の仕事でコールセンターで勤務している。そこで勤務してしばらくすると試験があり、そこで落ちてしまい別の所で働いている。人からどう見られているのか気になってしまっている
→コールセンターの業務はもしかすると、色々なマニュアルやルールもあるので、自分がサービスしすぎてもダメだったり、逆にサービスできない状況でもダメだったり、ということも影響しているかも。お客さんの立場で考えると、何か困りごとがあって、その後で長く待たされて、イライラしている状況からのスタートなのでしんどい仕事だと思う。
相手の話すことが、理解できない時は炎上することも多いが、経験を重ねてくると理解できることが増えたので炎上は少なくなった。でも正面からしか返せないようなところが自分にはあるので難しいところがある


・勤務中の居眠り
緊張感を持って取り組んでいるが、勤務の隙間の時間に気が付くと寝てしまっていることがある。みんなはどのように対応しているのか?
→お昼休みの期間に寝ている。集中力を高めるドリンクを飲む。コーヒーを飲む。少し外の空気を吸うなどの意見が挙がる

逆に値いている人を見てどうするかの場面では迷うけど起こすという対応の人が多く、特性的なところで「寝てしまっている」場合もあるので、「寝てたらあかんやろ!」という感じではなく「大丈夫?」と声をかけている。その後の反応などで今日は早退することや少し横になる提案ができることなどの意見が挙がった。




今回も参加してくださった皆さん、検討してくださった皆さん、準備や情報を広げてくださった皆様
ありがとうございます。

また数か月に一度くらいのペースになるかと思いますが開催できればと思っています。またご意見や発表などをしてみたい方がいればおしらせください。











先日はふうさんに来てもらい
アートに取り組んでもらっています

今回の取り組みはタペストリーでしたいろいろな色や飾りつけなどの中から
自分に合ったものを選ぶ、そして取り組むという感じで進めています
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それぞれの個性が出ているように思います

さいごにふうさんが「人生もタペストリーもいろいろな場面がある。いいときも悪いときもつながっている」と話されたことが僕の中ではぐっと来ています。

自分のことを話したり書いたりすることが苦手でもアートなら表現できる
得意な人も違った表現ができたり

作品を見ながら会話につながったり、お互いを知る機会になるのかもしれません

また興味のある方は良ければご参加ください

次回は
r5.1.21(土)10:50~12:30となっています

次回はどのような作品作りになるのか、少し楽しみにもなっています

今日は体験談の発表でした
30代のうつの男性の発表でした

平井さん




〇 今どんな働き方をしているか?
→神戸市役所で障がい者枠を使い勤務中。障害ある方4名とサポートの方2名、合計6名で働いている
自分と同じ超短時間雇用で働いている人もいる。火・金 13:00~15:00で働いている。この曜日や時間は自分の申請した感じがそのまま通り、希望通りで勤務している

〇 業務内容データ入力を中心とした事務補助で
・名刺づくり(ワードなどの入力フォームがある)
・印刷物の元のデータがなくなったものの打ち込み
・業務で使っているエクセルシートの改善
・会議の録音データら文字起こし
・障害者手帳のカバーの申請書のデータ入力

〇 就職してどんな感じか?
→程よい業務量。締め切りが緩い。早くて今日中、締め切りがないものも多い。焦らず取り組める。サポートのスタッフさんが小さなことでもほめてくれる
→自己肯定感が高まる。笑い声もある和やかな職場で安心している。大変と感じたこともなく、体力に自信がなかった自分でも安心して取り組めている

〇 アンカーでやっていたいて良かったこと
『ワードとエクセルの勉強』一通りやっててよかった。
『検索発表』自分が話したいことを時間内に話すもので日々の取り組みの中で自分が話したいことを話す中で役に立ったと思う
『朝礼』、最初、結構な人数の前で話すことがあったので、みんなの前で話すことが有効に思う。

〇 アンカーでやっておけばよかったと思うこと
『ワードとエクセルの勉強』その時になると急にまとまらないこともある。知っていることが多いと、「こういうことできないか?」と聞かれたときに返答できることが増えるので。
『文字起こし』イヤフォンの性能もあるが、業務で録音したデータ内容の文字起こしの練習をして1時間半くらいの内容の会議であれば7~8分しか進まない時もあった。練習ができればと。
『相談しやすい環境づくり』少し体調を崩してしまったが、アンカーが近くにあったり、訪問看護に週1日来てもらっていたり、心療内科に相談できたり、気楽に相談できるところを用意しておくのがいいと思う。家に帰ってからも、仕事のことが気になってしまい休めることがなかった。
今は仕事のことを気にせず、休めるようになった
『コミュニケーション』働く上で大事なことは、意思疎通が取れること。困ったり助けてほしいときに連絡や相談できる
今、自分の作業がどこまでできているか?何ができてないか?報告できるかは一番重要視されている
忙しそうな人に話しかける練習をしておくことは大切かもしれない

〇就職への意欲
当初はほとんどなかった。どの仕事も体力も持たないと思った。通っていく中で定期的に通いながら、前向きになっていけた。徐々に働いてもいいかなと考えるのが増えてきた。

〇苦手な人とどうしていますか?
なるべく事務的に対応しているが、アンカーや今の職場ではいない。

〇休憩時間の過ごし方
休み時間が過ぎてから出勤するので仕事のことくらいしか話さない周りは雑談ということをしている人もいるが自分がすることはない

〇わからないことがあって、声をかけるタイミングとかは?
手が止まったタイミングを見て声をかける。ひたすら、自分は手を止めてすきを窺うときもある。視線と時々送ることもある

〇就労移行は、「就職」「就職」していないか?
色々な場所に行ったが、就職の準備ばかりで、そういうところが苦手だった。そうでないところを選び、通いだしてからも、自主性を重んじてくれたので良かった。就労の準備でしんどい方は、アンカーみたいなところが良いかも
「自分に今できる事から少しずつステップアップしていける。見るだけ、聞くだけというのも歓迎してもらえる環境で実際そういう仲間もいるので周囲を気にすることもないできる事や目標にするべきことは支援員と一緒に確認しながら設定していける」ということを後でご本人からコメントいただいています

〇ストレスケア
ゲームで気晴らしをしていることもいい感じなのかもしれない。インターネット上の仲間とゲームすること。
youtubeで雨音のBGMでボーっとしていることも。RPG,FPSなどもやっている

〇失敗した。ミスを指摘されたときの落ち込みの対策は?
考え方を切り替えるようにしている。「今は失敗するのはこれから失敗しないように」とか、「誰でも失敗することはあるさ」とか自分を思いこませることで気持ちを切り替えるようにしている

〇仕事するときの配慮
働き始めると、自分の体調を書く紙があって
それを見てもらい、帰るときにやったことと困ったことや気分、体調を伝えやすくなっている。


音声 standFM

今月もアート体験などを行おうと思っていますので
ご興味のある方は参加ください

アート チラシ


アートを通して自分らしさを知り心地よく過ごす一助をすることが目的で
講師の先生「ふうさん」にお越しいただいて進めていきます

日時 r4.9.17(土)10:50~12:30(途中休憩あり)
対象 アートや就労移行に興味のある方はどなたでもOK

問い合わせ・参加申し込み先 
アンカー神戸三宮 担当 大谷(不在時は他のスタッフにお知らせください)
電話 078-381-8884
mail anchorbaywing@gmail.com

今回もどんな出し物になるのか
楽しみですね。

アンカーのOG Mさんの体験談を
アンカーのスタッフさんが読み上げています。

すみっこぐらし


昨年の12月に就職をしています。
美容サロンのミュゼプラチナムで作業系の仕事

みゅぜ


自宅から30分ほどの店舗で勤務している。
店舗は30名ほどの従業員がおり、自分だけが障がい者雇用で勤務していると

業務内容としては、おしぼり洗濯、清掃、備品の整理などを
行っている。決まった作業をこなしている感じ。
時給制(最賃に近い)で働いており、9:30~16:40の時間働いている。
1時間の休憩をはさんで残業はほとんどない。

苦手な接客はない。お客さんから声をかけられることもあるので
そこは取次をしている。

乾燥機などもフル稼働しているので、かなり暑い

ハロワで求人を見つけて
実習を1週間行い、そこで評価を受けていたので
面接から採用はスムーズだった

アンカーでよかったことは
担当との関係ができていたので
その後の定着の部分もスムーズに行った。

アンカーでやっとけばよかったこと
なかなか応募しても事務系の仕事が決まらず
焦りもあったので、応募しようと思ったが作業的なことだったので
「自分が付きたい職種以外の業務や訓練も経験しておくことが大切」
と思った。

自分が応募するタイミングなど”運”の部分もあるので
幅をもって訓練することも有効ではないのか

就職後もアンカーの担当スタッフが
月に1回くらいの感じで
訪問してくれた

pcのスキルがあるからと言って受かるとは限らない。
(ないからと言って受からないわけではない)

人間関係はまずます
仕事は少し波がある。繰り返しの作業になるので淡々とやっている

各店舗にもよるが、障がい者枠で一人くらいは在籍している。
1日、立作業になるので、家に帰るとくたくたになっている。

アンカーの利用期限もあったので、希望する求人とは違ったけど
進むことにした。

やりがい等については
毎日仕事をこなしていくことがイメージに近い。

希望と違うけどお給料につながる。
自分の買いたいもの、したいことができる。
これがやりがいにつながっている。

打ち合わせで先々週、来ていただいたときにも
「東京に遊びに行く」と多趣味なので動いているようでした


アンカーも予定通りきちんと休まず取り組めた
pc等のスキルも高く安定していた。
緊張感なども高い方であったが、うまくいったのかもしれません。

未経験だけど、やってみると意外と楽しいかも
元々やる予定がなかったことやカリキュラムも体験してみると
意外な気付きがあるのかもしれません。



standFMにて聞けます

https://stand.fm/episodes/630c2cfc6c0bb1c56e78a932

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