アンカー神戸三宮ブログ

障がい者就労移行支援施設アンカー神戸三宮のブログです。 授業内容等、活動内容を随時アップさせて頂きます。

2023年02月

昨日は就労者の集いでした。
10名の方の参加が直接やオンラインでありました。

・今後の働き方身体的な障がいがあり、心臓などの移植のopeも受けて半年経ったが
次回の受診の時に主治医に相談してOKが出れば働いてみたいと考えている
自分もハンデを抱えていると思っていないので、ヘルプマークもつけたくないと思っていたこともあった。免疫の薬のことであったり、体質が変わったこともあったのか、生ものがダメになったこともある
色々な働き方を考えたい
→会場からも生の牡蠣がダメな人もたくさんいるので、それほど気にしなくてもよいのではないか?心臓の疾患などの方も特例子会社などで一緒に働いていたなどの声も。

・A型での勤務
月に7万円ほど稼ぐことができている。以前はB型に通っていた、当初は週1回、2時間くらいで働いていたが、段々参加日を増やした。今のA型に通うようになり10~16時まで働いているが作業ができることでモヤモヤがスッキリして、お金ももらえる。作業は主にメルカリで販売する子供服を集めて検品して発送している。まだ始めたばかりでもあるけど、続けていきたいと。
→会場からもいろいろなA型の話が挙がる
グッドフェローズ
https://goodfellows-llc.com/
すまいるハーツ
https://s-hearts.jp/support/sumairu/index.html
あいりす
http://yam-iris.com/
など

・就労移行からの就職
事務での仕事を探しているが、事務だけでなく少し誰かと交流できるような仕事がないかと思っている。人と交流することは好きだけど、自分自身「押しの強い人」が苦手でしんどくなっていしまうところがある。
→話す相手が話をしている場面で、延々と話してくる場面では「どこで話を切っていいのか?」
と迷って話を聞き続ける場面や後で他の人からどう見られているのか気になるという意見が
多く挙がってきていました。もしかすると実習や見学等でその会社の雰囲気なども見られると
有効なのかもしれません

・就労移行からの就職2
就労移行に通っていたが、途中でやめてしまった。短期のアルバイトなどの経験はあるがどのような形の働き方があるか?
→しっかり働くのであれば、特例子会社、A型、クローズ枠でフルタイムで働くなど。
ゆっくり目であれば、b型などの施設利用も有効ではないか?
体調を重視することや自分が自分がとならず、集団の力を活かせるような働き方も有効ではないかという意見も挙がった。
→今の自分がどのくらいできるかということが分かれば、週○日、○時間、pcの入力ができる。フルタイムで体を動かしていても大丈夫等の基準を自分自身で持てれば、少し変わってくるのかもしれません


・勤務とその評価
人材派遣の仕事でコールセンターで勤務している。そこで勤務してしばらくすると試験があり、そこで落ちてしまい別の所で働いている。人からどう見られているのか気になってしまっている
→コールセンターの業務はもしかすると、色々なマニュアルやルールもあるので、自分がサービスしすぎてもダメだったり、逆にサービスできない状況でもダメだったり、ということも影響しているかも。お客さんの立場で考えると、何か困りごとがあって、その後で長く待たされて、イライラしている状況からのスタートなのでしんどい仕事だと思う。
相手の話すことが、理解できない時は炎上することも多いが、経験を重ねてくると理解できることが増えたので炎上は少なくなった。でも正面からしか返せないようなところが自分にはあるので難しいところがある


・勤務中の居眠り
緊張感を持って取り組んでいるが、勤務の隙間の時間に気が付くと寝てしまっていることがある。みんなはどのように対応しているのか?
→お昼休みの期間に寝ている。集中力を高めるドリンクを飲む。コーヒーを飲む。少し外の空気を吸うなどの意見が挙がる

逆に値いている人を見てどうするかの場面では迷うけど起こすという対応の人が多く、特性的なところで「寝てしまっている」場合もあるので、「寝てたらあかんやろ!」という感じではなく「大丈夫?」と声をかけている。その後の反応などで今日は早退することや少し横になる提案ができることなどの意見が挙がった。




今回も参加してくださった皆さん、検討してくださった皆さん、準備や情報を広げてくださった皆様
ありがとうございます。

また数か月に一度くらいのペースになるかと思いますが開催できればと思っています。またご意見や発表などをしてみたい方がいればおしらせください。











先日、発表のあったエリコさんの作品の一部をOKいただいたので
アップしておきます。(その他の作品もびっくりの連続です)

ゲームなどのキャラクターであったり
ヒロインなどの等身大による違いなどもあったり
他の作品もここではアップできませんが
すごい!物がたくさんある感じです

一生懸命好きなことを突き詰めると
とんでもない力になるなぁと。

えりこさん、ありがとうございます!!

sprite_rayout-01

キャラクター
ヒロイン等身バリエーション





特例子会社でデザイン職で働いているエリコさんにオンラインで話してもらっています

今回の話の音声です

stand FM①
stand FM②

〇自己紹介、30代の女性。

・大人になってから職場等でうまく行かないことが多々あった。
電話対応が苦手で、大事なお客さんの電話もセールスの電話も
その区別があまりつかず、誰につないでいいのかの判断ができず、
誰かに聞くということもできず、「とりあえず誰かにつないでしまおう」と思ってつないだところ
「こんな電話はつながなくていい」と怒られるときなどもあった

職場でのうまく行かないことは、基本的にコミュニケーション系のことが多く
通販サイトの運営の仕事をしている時に製作会社と社内の人の間で話すことがあった。
誰かに打ち合わせしたことを伝えたり、2者間の間に立ってやり取りすると伝え漏れなどもあった。あなたを通すとうまく行かない」と言われてしまったこともあった

診断名はASD(自閉症スペクトラム障害)学生の時は勉強は嫌いではなかったがいわゆる女子トークが苦手でその場で話を聞いているだけで、休み時間の過ごし方がよく分からなかった
授業などはやることが決まってる場面のほうが楽だった
話す中で工夫しているのは、『話しすぎないようにしている』『事前に準備して話すことをテキストにしている』実は今日も準備していたが、簡潔に伝えたほうがいいかなと思って短めにしたという感じでやってみた。

自分の持病として関節リウマチがあり、ストレスがかかり症状が悪くなった時もあった。少し関節が変形しているところもあるが、タイピングの時に少し引っかかるが、業務的にはやっていけている。特に配慮事項としては伝えていない。



〇就職についての取り組み
在職中に大手の障がい者雇用のエージェントには登録したり、デザインなどに特化しているところにも登録して、自分の障害特性の事なども相談していた。空いた時間に就労移行などもたくさん見学などした。仕事を決めるまでの期間は半年くらいだった。早く決まった要因は危機感を持って取り組めていたり、正社員でデザイン職ということを決めていたことも有効だったと思う

・これからの人に向けての所では自分の特性の分析で「仕事とかで失敗したことを書き留めて、それを分類すること」を続けていた。そのことを面接で伝えると評価されたと思う。
→今の会社でも電話は1次受け程度になっている。同じ障がい者雇用でも電話に出ているのは一部の人だけであり、電話の受け答えについては配慮されている

・今の職場の周りの人のスキルは、イラストレーターとかフォトショップなどは難なく使える人が今の職場でも多い。使えて当然というところもある。経験者を採用している+webデザインができる。動画編集ができるみたいな人が多いと思う。資格があると有利というより、その知識などが仕事に活かされるところがあり、会社としても資格取得の金銭補助をしているところもある
自主的に学べる人は求められているように思う

・採用のフローとしては
書類審査(履歴書、職務経歴書、ポートフォーリオ)→1次面接→2次面接や1日実習なども検討されていたが、入社のタイミングがコロナ禍だったので、実際はオンラインの面談で入社するまで会社の人に会うことはなかった。

・ポートフォーリオについては、メールに添付したりストレージで共有などをして見てもらった。仕事で作ったものが一番見られている評価されている気がした
色々なジャンルやデジタルアナログに限らずできること、バナーや名刺など器用貧乏な一面があり、イラストについては相手に合わせてできるところなどもあり、そういう部分は評価されると思う



〇今の状況等(経済的な事や入社してからの変化など)
経済的なところは、前職では一人暮らしはできるけど、貯金はできないくらいの感じで給与は手取り10万円半ばくらいだったけど、今の会社に勤めるようになって貯金もできるようになった。パートナーと同居しながら生活している。

・会社の休みについては、事前に通院などで休むことなどは嫌な顔をされることはない。
有給も取りやすい仕組みにはなっている。事前の休みは私用等でも寛容な感じがある。
ただ、当日の朝に遅刻や休むみたいなところはクローズ就労の時より見られている感じで精神や発達の方の勤務が多く、会社もそのあたりをしっかり見られている気がする。急な休みがあると「会社側からの評価が下がる」感じもある

・会社内でのコミュニケーションは
入社時は個人主義でやっている感じだったけど、今は少し難があるなぁという方がいて、それぞれのスタッフ間で会議や打ち合わせなどが増えてくると挨拶もしないような人もいて、結局退職となった。コミュニケーション力も求められるところもある
自分のこだわりを通そうとしてしまう人は難しいかもしれない、自分が作ったものを「なんでこうなるんですか?!」と攻撃性があるような人は不向きなのかも。


〇質疑応答など
面接面ではスキルもあるが、特性の分析や対策を一番言われた気がする。電話のことでチェックリストを作ったりマニュアルを作ったりしていること伝えた。
web面接だったので、カメラの前で自己対処できることなどを伝えられた

・体調の管理、ストレス対処について聞かれた。
安定して働けるかどうか見られている気がする。
自分自身はロードバイクに乗ることが好きで長い休みの時にはよく行っていた
そのあたりのエピソードをはなした、運動をやっていることは受けもいいのかと思う実際働いている人も趣味がある人が多い気がする。

・スキルについては、広く浅くでOKであると思う。
親会社の依頼で色々な依頼が来るので、外部でないのでとがった要求をされることが少ない。例えばこれがデザイン事務所であればとがったものがあるのかもしれない。どんな依頼が来ても対応できる感じがいいと思う。

・今の仕事に向いている人のイメージは?
→本当に絵をかいたり、デザインするのが好きな人が向いている。暇があったら、ついついやっているような芯がある人は、製作するときに自分で調べて取り組める。壁にぶち当たっても取り組める。
就職するののに有利だからイラストレータ学ぼうという感じより、好きだからやっている人のほうが適性があると思う

・お客さんなどの提案やヒアリングなど売り込む場面があるのか?
→人によってはデザインではなく文章を書く感じの人。直接打合せすることはあるが、自分が主導してという事はあまりなく、上司に同行させてもらう事がある感じ。作品を作る途中でチャット等でやり取りをしながら作っていく感じになっている。(teamsなどで)仕事としては割り振られたことをやっている感じ。将来的には売り込みに行くようなこともあるのかもしれない。


・勤務時間は、7時間のフル勤務(お昼に1時間の休憩あり)8時くらいに家を出て、9時前に会社につく感じでやっている。週に1回は在宅で勤務してくださいと言われているので、週1日は在宅で勤務している
有給は最初に10日くらいあった。時短勤務をしている人はいないが、育児休暇明けであったり、休職して復職勤務の場合などはあるのかもしれない。そういう制度はある。フルタイム推奨のイメージが近いのかもしれない

・個人的には障がい者手帳を取って、オープン就労して良かった
個人的なところであるがデメリットは一つもなかった

今の会社を辞めた時にクローズ就労に戻れるのかということは少し気になっているときもある




今日は節分ですね
あっという間に季節も巡ってきているように思います

新型コロナの影響もあり、なかなかアンカーでの開催も
できていませんでしたが、今回は久しぶりアンカーで開催したいと思います

タイトルなし



今回は直接の参加とオンラインソフト「skype」行う予定です。

※会場は三宮駅から南へ徒歩10分のアンカーで行います


・就労しているからこそ、相談できる場面が減った。ほかの人たちがどうしているか知りたい

・就労の準備をやっているけど、どうすれば働けるのかなかなかイメージが付かない

・仕事の応援をしているけど、この方法であっているのかどうかわからない

・就労移行等の卒業生で近況報告的にまた集まりたい


みんなで気軽に話し合いませんか?

気分や体調のこともあるので急な参加やドタキャンもOKです
今回はオンラインなので、好きなんタイミングでご参加いただき
途中で抜けることも可能です。参加者の方のニーズ等、小グループに分けるなど
柔軟に調整していく可能性があります


日時 :2月24日(金) 17:00~19:00
場所 :アンカー神戸三宮(今回はアンカーで行います。金曜の夜に行います)
      ↓
アンカー神戸三宮 アクセス+オンライン開催


(オンライン参加の方は、無料ソフトskypeをダウンロードしていただけると助かります)
参加費:無料
内容 :働くことやその継続などのついてのグループワークなど

skype ID

https://join.skype.com/yQq8X6egQ3qn

年代
⇒30代男性


②病名・障害名(または症状や困ったこと)
⇒統合失調症

③これからの仕事について(オープンかクローズか、フルタイムかどうか)
⇒クローズ 10:00~18:00 

④アンカー在籍期間
⇒1か月

⑤アンカーを利用して良かった点
就職するまでの準備運動になりました。



⑥就労までに苦労した点

特になし



⑦これから利用する人に向けてのメッセージなど
お互いに頑張りましょう

2018091901-01


見学や体験の期間などが長くあったので
実際の利用の期間は1か月くらいでした。
当初は表情も硬く、しんどそうなところも見られていましたが

自分の事特性の事を話すうちに、段々と回復されてきたのかもしれません
職人さんのごとく、作務衣がものすごく似合うなぁと思っています






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