今回の参加はオンライン5名、リアル参加12名の参加でした

音声データです(参加者の方からも承認を得ています。)
前半

https://stand.fm/episodes/656bbf2bbc082a02dc4fdff6

後半

https://stand.fm/episodes/656bbfcebc082a02dc4fe00b

今回はグループワーク形式で気になることを話してもらい
会場の皆さんからのコメントをいただく形で進めています。

・統合失調症で頑張れない。頑張れない自分に罪悪感出たり、周りもいずれ治るのではないかと思って(期待して)いるようで、そのあたりの事がうまく説明ができない。人に頼ることも下手なところもある。システムエンジニアをやっているがこのままで良いのか、どこまで頑張ったらいいのかわからない。
→1日4時間の勤務をしているが、自分の中で無理にならないところでやっている。離転職をしながら色々試行錯誤をした。そのなかで折り合いがうまくつけられるようになった。
→やっていく中で自分も周りもそれほどやっていないことに気が付いた。やりすぎることで自分がつぶれてしまうので、自分の丁度いいが分かったのは、5年くらいかかったのかもしれない。
→休職を繰り返す中で、同じようなことを繰り返すとしんどくなるので、週3日くらいで勤務して、現場でやっていくよりアドバイザー的な役割をやっている。頼られることや「ありがとう」と言ってもらえるのはうれしいが、(無理しすぎると)段々負荷になるので、葛藤しながらだんだん今のような働き方に落ち着いてきた。バンバン電話が掛かってきても電話には出ない形でやっている。さみしい気持ちもあるが、休職は3回したがその中で自分の働き方に気づけたのかもしれない。
→会社以外でのかかわりがあるけど、ストイックなところや意欲的に自分で頑張ろうという姿勢が成果を出す出さないに関わらず好きになっている人が多いのかもしれない。


・障がい者雇用という形で600人規模の会社で勤務しているが、店舗での勤務するとうまく特性の細かなところに気が付いてもらえない。自分の調子が悪くなる手前の段階では理解してもらえない。ADHD的なところもあり言語理解が高いところもあるので頑張ればできるようなニュアンスで取られやすいが空間の理解がやや弱く、賞味期限を見ながらの作業や品出しの作業でのカッターで商品を傷つけてしまうこの辺りの事が伝わらない
→これでいいというお店やリーダーの基準は変わりやすい。大事なポイントは変わるが大きな影響が出る所は伝えてみて、そうでないところは伝えなくてもいいのかも
→自分自身も発達障害的な特性があり支援者的な事をしているが、サポートしている方が、ある会社で丁寧で高評価を得たが、同じようなことをしている2社目では時間がかかるということでそれほど評価が良くなかった。店長の異動や働く人が同じでも求められることは変わってくるのでもしかするとその時の状況に合わせて取り組むくらいでもいいのかも
→評価する人が少し極端なつけ方をしても、評価する人を周りの人も評価しているので、評価する人も異動するし、極端に悪い評価をつける人だということも周りの人もしっている場合も多いかもしれないのでい意味で自分の評価は平均化されるかも


・統合失調症の治療を20年以上やっているが、働いたこともほとんどない。B型や地活の利用などもしてきたが、かえって悪くなってしまっている。自分が働くだけでなく、エネルギーが出る方法や今後の取り組みについて教えてほしい
→元々統合失調症と診断されて発達障害や気分障害など色々と病名が変わった。就労できればいいと自分では思っているが、そうでなくてもOKで、病気と付き合うのが難しく、朝起きられないとか疲れが取れないとかのところが大きいところがある。バスや溶接の資格を取ったが、手先が不器用でうまく行かず、福祉の仕事は少し続いたが、上司次第の所もあって綱渡り的な感覚だった。ディケアやアンカーみたいなところも有効かもしれない。同じ時間に通うみたいなところが大切だけど特性的なところもあるので、(特性的に難しければ)在宅での仕事とかも含めて自分にあった方法を考えてもいいのかもしれない
→仕事の評価基準はバラバラだけど、できれば一つの所で長く働くとある日突然チャンスもあるので
続けてやっていけば見えてくるものもあるかもしれない
→統合失調感情障害という診断を受けて、働いてみたけど長く続かず、その後も6年くらい引きこもった。自分の生きていく中で「働かないといけない」という刷り込み的なところもあってしんどかった。自助グループに行くようになって色々な考え方が見えてきた。自分の生き方や働き方も選べるので、自分が通った地域活動支援センターは食事作りをしても、しなくてもいい感じだったので良かった。話してもいいし、話せなくてもいいのかもしれない。やっていく中で少しずつできることが増えてきた感覚がある。
→自分自身は退職後、何をしていいか決まっていないと落ち着かないので、やることが決まっているボランティアなんかも有効だった。犬の散歩みたいな楽しそうな事なんかもあった。自分も引きこもっていた経験があるのでわかる。楽しそうなことをやってみるのは有効かもしれない。あんまり取り組む日を増やしすぎない(週1日くらいにしておく感覚)
→仕事や家族のサポートなんかもやっているが、疲れやすいので自分でバランスを取るようにやっている
→色々な話を聞かせてもらったが、自分がいること自体が命のバトンをつないできたので、「自分には価値がある」と存在に価値を持って生きてみることも大切なのではないか。


・仕事に向けての訓練をして内定をもらっているが、次の事が決まったのはうれしいがやっていけるのはうれしいが、リラックスする場所とか方法とかを知りたい
→サウナが良い。副交感神経が優位になるので良く寝れる。精神的にしんどいとき効く感覚もある。銭湯もおススメで熱めのお風呂やぬるめのお風呂でもすごくリラックスできる
→自助グループなど(cotcotや神戸当事者研究会)がおすすめ
→どうしても色々考えすぎるところもあるので、散歩が有効かなと。スポーツ観戦なんかもいいかと。帰る時の空を眺めるとか、周りの状況を見るようにしているかも。身近な鳥などを眺めるとかカモなども来ているので、マンションの敷地内でもヤマボウシとかも咲いていてその実もなって。なんかいいなと。
→帰りの電車で少しおなかを満たして寝る。松田聖子を聞いて寝るとか、考えごとで嫌な状態で寝ないようにしている
→登山やウクレレをやっている。毎日ではないけどその時は何も考えないのでいいかと。インスタで猫の動画とかきれいなものを見るみたいなことは有効
→家族や猫とスキンシップをするとか、アロマとか
→お金もかかるし、撮影の帰省とかもあるけどカメラがものすごく楽しい
→筋トレして何も考えられなくなるまで取り組むのが良いかも
→喫茶店でその店にあう本を持って行って長く過ごす。気が付くと8時間くらいいる時もある
→ストレス発散の方法を色々と試す


〇話の中で出てきた居心地の良い社会資源など


cotcot
元々喫茶店だったところに訪問看護ステーションが事務所として入っている
そこのスタッフが中心になって地域の居場所的なカフェになっている
第4週の日曜、10:00~15:00 参加費200円でお茶やお菓子なども出てくる
toctoc

https://toctockobe.jimdofree.com/

神戸当事者研究会
神戸駅付近の貸会場などで開催、兵庫ボランタリープラザなど
終了後にファミレスや飲みに行ったりということもしばしば
主催者が気さくな人で参加しやすい
第2,4週の土曜 13:00~15:00くらい

https://www.hyogo-vplaza.jp/c2/profile.html/uid/46617/




今回も準備を手伝ってくださった皆さん
参加してくださった皆さん
検討していただいた皆さん、ありがとうございます

また2~3か月に一度くらいのペースで開催できればと思っています
又気になる点や面白い働き方、病気や障がいとのうまい付き合い方などで
話し手も良い方がいればお知らせください

又気になることなどがあれば
お知らせください

就労者の集い 薩川 勝
syuurousyanotudoi@gmail.com