アンカー神戸三宮ブログ

障がい者就労移行支援施設アンカー神戸三宮のブログです。 授業内容等、活動内容を随時アップさせて頂きます。

タグ:発達障害

昨日、就労者の集いでした
今回は直接参加のみの13名の参加がありました

<転職について>
〇 現在40代の後半の女性で勤続20年近くの会社に勤めている。現在一人暮らしで、仕事が多忙であり調子を崩して、休職などを繰り返している。一方で福利厚生もしっかりしている会社なのでやめるか転職するか判断に迷う。ASDの特性があるが自分としてはHSP的な気質と感じており、障害年金などももらえる形になったので却って迷っているところもある
⇒転職をして、理系の専門性を活かして技術系の派遣会社で働くことになった。給与は減ったが、実家暮らしでもあったり、ストレスが減ったりして結果としては問題なく良かったような気がする
⇒福祉職として仕事を変わってきたが、やりたい仕事、人間関係、給与、休みなどどれかを選べばどれかがうまく行かない事になる。自分自身が何を一番大切にするかのところもあるので、その部分を見つめなおす方がいいのかもしれない
⇒職業評価や1日だけのアルバイトなどをしてみてどの仕事が向いているのかのチェックをしてもいいのかもしれない

<疲れやすさについて>
〇 30代の男性、元々は疲れやすさなども有、月に1回は休んだり遅刻したりしていたが、栄養療法に出会って取り組むことで、急な休みなどがなくなった。栄養療法を簡単に言えば、今までは炭水化物や脂肪の多い食事をとっていることが日本人は多く、たんぱく質とミネラル(ビタミンなど)を取るようにしたことで体調が整った。脳も含めた臓器なども多くはタンパク質でできているので、豚や鶏肉などを積極的にとることや簡単になどを取ることでメンタル面も良くなっていった
⇒プロティンは有効で特に何かしていたわけではないが3か月で4㎏ほど体重が落ち、体脂肪率も20%台が10%台に下がったという方も。

<障害年金について>
〇 50代の男性、障害年金をもらっているが今は更新のペースが3年ごとになるので、そのたびごとに胃がキリキリするほどしんどい思いになる。
⇒働く量や状況によってとまるかもしれないというところが大きなストレスになっている

<障がい者雇用について>

〇 40代の女性、今の職場は適材適所で、「得意なところでやってみる?」という感じで居心地がいい。取り組む時間や周りの声かけなども配慮してもらっている感覚もある
〇 20代の男性、初めての仕事が特例子会社での仕事で、比較できないが働きやすい職場だと思っている。人間関係もよく、出張手当や備品の購入、食事代など見えないプラスもある。一方でサポートしているスタッフさんが時々チョイチョイ抜けるのでそのあたりの不安感もある
〇 50代の男性、事務系の仕事を目指して応募や実習など取り組みをしているが年齢的なところもありなかなか決まらず、どうしていけばいいのか迷うところもある
⇒業界によって違うが、病院などは「知っている人」かどうかが大きな部分になっている。医療事務などは経験もあるが、総務事務などは事務経験者なら取り組みやすいのかもしれない
⇒社会人経験のある看護師さんの離職など研究をしていたが、どの分野でも勤務してきた人には社会人の基礎力(マナーや対人スキルなど)があるのでやはり一から指導やサポートするよりは戦力になるのではないかと思う
〇 50代女性、就労移行等の事業所を経て現在勤務10年以上になる。このまま体調管理していきながら定年を迎えるまで働きたい
①定期的に席替えをしてもらう ②定期的な面談で思ったことを聞いてもらう ➂取り組みの振り返りをしてもらう このことで単調の反復ではなくなることで続けられる
⇒一般の職場でも定期的な面談などを実施している会社が増えた印象で[1on1]でやっている「半年ごとの目標設定と面談」等の取り組みをしている会社が多かった

終了後は、神戸当事者研究会のグループとも合流して
居酒屋で交流会でした。
仕事のことや恋愛の事、くらいの中でのジレンマなど色々な話になったようです



今回も準備をサポートしてくれた皆さん、参加をしてくれた皆さん
参加の検討をしてくれた皆さん、いつもありがとうございます

簡単な自己紹介なども含めて進行していくことや小グループで話すことなど
早速提案いただいています。次回以降色々な意見を伺いながら進めていければと思っています

また次回は3か月後くらいを目標に予定できればと思っています

あっという間にゴールデンウィークも終わってしまいました
暑いくらいの日が続いたり、急に冷え込んだりしていますが
皆様、体調とか崩されていませんか?

6.5.25




今回は直接の参加とオンラインソフト「skype」行う予定です。
(これも皆さんの意見を聞きながらですが、リアルの参加をベースに行えたらと思っています)

※会場は三宮駅から南へ徒歩20分のKIITO神戸で行えたらと思っています
(認知行動療法を行っている時によくお借りしている会場です)


・就労しているからこそ、相談できる場面が減った。ほかの人たちがどうしているか知りたい

・就労の準備をやっているけど、どうすれば働けるのかなかなかイメージが付かない

・仕事の応援をしているけど、この方法であっているのかどうかわからない

・就労移行等の卒業生で近況報告的にまた集まりたい


みんなで気軽に話し合いませんか?

気分や体調のこともあるので急な参加やドタキャンもOKです
今回はオンラインなので、好きなんタイミングでご参加いただき
途中で抜けることも可能です。参加者の方のニーズ等、小グループに分けるなど
柔軟に調整していく可能性があります


日時 :5月25日(土) 14:00~16:00
場所 :KIITO神戸 3F ミーティングルームc
      ↓
KIITO神戸 アクセス+オンライン開催


(オンライン参加の方は、無料ソフトskypeをダウンロードしていただけると助かります)
参加費:無料
内容 :働くことやその継続などのついてのグループワークなど

申し込みはこくちーずを通じて行っています
直接の参加の方は申し込みください(急な参加やキャンセルはもちろんOKで大体の人数の把握のためです)

https://www.kokuchpro.com/event/24a687573d15a9a0145b7d7ce619f6d2/

オンラインの方は時間になれば、skypeでつなぐ予定です

https://join.skype.com/yQq8X6egQ3qn


気になる点や問い合わせ等があればお知らせください

就労者の集い
syuurousyanotudoi@gmail.com

①年代
50代、男性


②病名・障害名(または症状や困ったこと)
発達障害、自閉症、アスペルガー


③これからの仕事について(オープンかクローズか、フルタイムかどうか)
オープン、清掃スタッフ、週5日 11:00~18:00


④アンカー在籍期間
1年4ヶ月


⑤アンカーを利用して良かった点
パソコンの使い方を指導してくれたこと


⑥就労までに苦労した点
引きこもりの生活を約2年くらいしていたので生活リズムを直すのに苦労しました。



⑦これから利用する人に向けてのメッセージなど
自分のような境遇の人が来てくれたら、いい形で就職とかできると思います。

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お仕事の経験があり、特性や能力が尖っていて、一度出向いた場所の地図イメージができ
住所から最寄りの郵便局がすぐ話せたり、過去のテレビや野球選手などの出身校をすぐ話せる
知識量がある一方、できない事は避けがちなところがあったように思います
取り組む中で体力づくりで長い距離を歩いたり、苦手なpcの作業に取り組んだりしながら
少しずつ自分でできることが増えてきたようにも。生活リズムについては
まだ心配なところもありますが、取り組んだことを忘れずにうまく取り組んでみて下さい


特例子会社でデザイン職で働いているエリコさんにオンラインで話してもらっています

今回の話の音声です

stand FM①
stand FM②

〇自己紹介、30代の女性。

・大人になってから職場等でうまく行かないことが多々あった。
電話対応が苦手で、大事なお客さんの電話もセールスの電話も
その区別があまりつかず、誰につないでいいのかの判断ができず、
誰かに聞くということもできず、「とりあえず誰かにつないでしまおう」と思ってつないだところ
「こんな電話はつながなくていい」と怒られるときなどもあった

職場でのうまく行かないことは、基本的にコミュニケーション系のことが多く
通販サイトの運営の仕事をしている時に製作会社と社内の人の間で話すことがあった。
誰かに打ち合わせしたことを伝えたり、2者間の間に立ってやり取りすると伝え漏れなどもあった。あなたを通すとうまく行かない」と言われてしまったこともあった

診断名はASD(自閉症スペクトラム障害)学生の時は勉強は嫌いではなかったがいわゆる女子トークが苦手でその場で話を聞いているだけで、休み時間の過ごし方がよく分からなかった
授業などはやることが決まってる場面のほうが楽だった
話す中で工夫しているのは、『話しすぎないようにしている』『事前に準備して話すことをテキストにしている』実は今日も準備していたが、簡潔に伝えたほうがいいかなと思って短めにしたという感じでやってみた。

自分の持病として関節リウマチがあり、ストレスがかかり症状が悪くなった時もあった。少し関節が変形しているところもあるが、タイピングの時に少し引っかかるが、業務的にはやっていけている。特に配慮事項としては伝えていない。



〇就職についての取り組み
在職中に大手の障がい者雇用のエージェントには登録したり、デザインなどに特化しているところにも登録して、自分の障害特性の事なども相談していた。空いた時間に就労移行などもたくさん見学などした。仕事を決めるまでの期間は半年くらいだった。早く決まった要因は危機感を持って取り組めていたり、正社員でデザイン職ということを決めていたことも有効だったと思う

・これからの人に向けての所では自分の特性の分析で「仕事とかで失敗したことを書き留めて、それを分類すること」を続けていた。そのことを面接で伝えると評価されたと思う。
→今の会社でも電話は1次受け程度になっている。同じ障がい者雇用でも電話に出ているのは一部の人だけであり、電話の受け答えについては配慮されている

・今の職場の周りの人のスキルは、イラストレーターとかフォトショップなどは難なく使える人が今の職場でも多い。使えて当然というところもある。経験者を採用している+webデザインができる。動画編集ができるみたいな人が多いと思う。資格があると有利というより、その知識などが仕事に活かされるところがあり、会社としても資格取得の金銭補助をしているところもある
自主的に学べる人は求められているように思う

・採用のフローとしては
書類審査(履歴書、職務経歴書、ポートフォーリオ)→1次面接→2次面接や1日実習なども検討されていたが、入社のタイミングがコロナ禍だったので、実際はオンラインの面談で入社するまで会社の人に会うことはなかった。

・ポートフォーリオについては、メールに添付したりストレージで共有などをして見てもらった。仕事で作ったものが一番見られている評価されている気がした
色々なジャンルやデジタルアナログに限らずできること、バナーや名刺など器用貧乏な一面があり、イラストについては相手に合わせてできるところなどもあり、そういう部分は評価されると思う



〇今の状況等(経済的な事や入社してからの変化など)
経済的なところは、前職では一人暮らしはできるけど、貯金はできないくらいの感じで給与は手取り10万円半ばくらいだったけど、今の会社に勤めるようになって貯金もできるようになった。パートナーと同居しながら生活している。

・会社の休みについては、事前に通院などで休むことなどは嫌な顔をされることはない。
有給も取りやすい仕組みにはなっている。事前の休みは私用等でも寛容な感じがある。
ただ、当日の朝に遅刻や休むみたいなところはクローズ就労の時より見られている感じで精神や発達の方の勤務が多く、会社もそのあたりをしっかり見られている気がする。急な休みがあると「会社側からの評価が下がる」感じもある

・会社内でのコミュニケーションは
入社時は個人主義でやっている感じだったけど、今は少し難があるなぁという方がいて、それぞれのスタッフ間で会議や打ち合わせなどが増えてくると挨拶もしないような人もいて、結局退職となった。コミュニケーション力も求められるところもある
自分のこだわりを通そうとしてしまう人は難しいかもしれない、自分が作ったものを「なんでこうなるんですか?!」と攻撃性があるような人は不向きなのかも。


〇質疑応答など
面接面ではスキルもあるが、特性の分析や対策を一番言われた気がする。電話のことでチェックリストを作ったりマニュアルを作ったりしていること伝えた。
web面接だったので、カメラの前で自己対処できることなどを伝えられた

・体調の管理、ストレス対処について聞かれた。
安定して働けるかどうか見られている気がする。
自分自身はロードバイクに乗ることが好きで長い休みの時にはよく行っていた
そのあたりのエピソードをはなした、運動をやっていることは受けもいいのかと思う実際働いている人も趣味がある人が多い気がする。

・スキルについては、広く浅くでOKであると思う。
親会社の依頼で色々な依頼が来るので、外部でないのでとがった要求をされることが少ない。例えばこれがデザイン事務所であればとがったものがあるのかもしれない。どんな依頼が来ても対応できる感じがいいと思う。

・今の仕事に向いている人のイメージは?
→本当に絵をかいたり、デザインするのが好きな人が向いている。暇があったら、ついついやっているような芯がある人は、製作するときに自分で調べて取り組める。壁にぶち当たっても取り組める。
就職するののに有利だからイラストレータ学ぼうという感じより、好きだからやっている人のほうが適性があると思う

・お客さんなどの提案やヒアリングなど売り込む場面があるのか?
→人によってはデザインではなく文章を書く感じの人。直接打合せすることはあるが、自分が主導してという事はあまりなく、上司に同行させてもらう事がある感じ。作品を作る途中でチャット等でやり取りをしながら作っていく感じになっている。(teamsなどで)仕事としては割り振られたことをやっている感じ。将来的には売り込みに行くようなこともあるのかもしれない。


・勤務時間は、7時間のフル勤務(お昼に1時間の休憩あり)8時くらいに家を出て、9時前に会社につく感じでやっている。週に1回は在宅で勤務してくださいと言われているので、週1日は在宅で勤務している
有給は最初に10日くらいあった。時短勤務をしている人はいないが、育児休暇明けであったり、休職して復職勤務の場合などはあるのかもしれない。そういう制度はある。フルタイム推奨のイメージが近いのかもしれない

・個人的には障がい者手帳を取って、オープン就労して良かった
個人的なところであるがデメリットは一つもなかった

今の会社を辞めた時にクローズ就労に戻れるのかということは少し気になっているときもある




今日は発達障害の自助グループなどの紹介をさせてもらえればと思っています

20代の発達障害のある男性が主催されている「blue sky サロン」
直接での集まりやオンラインのzoomなどを使いながら
仕事のことや障害特性、生活や恋愛などいろいろと話し合っています

blue sky サロン

https://bluesky364.amebaownd.com/

FB

https://www.facebook.com/profile.php?id=100064110662533

Twitter

https://twitter.com/BlueSky3640

HPより(主催者しょーうさん、グループを作るきっかけより)

僕自身も発達障害があり、最近になって当事者の会があることを知りました。 “居場所”を見つけたことで自信に繋がり、リフレッシュできた経験から僕自身が開催して 困っている人が少しでも楽しく過ごせる場所を増やしたいと思いました。 たくさんの方がこの会を“居場所”にして楽しんでくれると嬉しいです。

※ ちなみに今月も昭和の日にリアルの自助会が開催されるようです。

4月のリアル開催予定🌸
日時:4月29日(金) 13時30分〜16時30分

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